須田中日記

1月4日(木)ひとりでも多くの命が救われますように…

公開日
2024/01/04
更新日
2024/01/04

お知らせ

 大変な年の始めとなりました。屋上から粟が岳を見ました。

 目に焼き付いているニュース映像があります。
 地震で、最愛の二人の娘を失った父親の姿。人は悲しみを越えると表情を失ってしまう。ほんの僅かな傾斜、時間のタイミングの違いが人の運命を分ける。
 能登の、大半の、慎ましく生きてきた人達に、何の罪があるのか。神様はいるのか。

 わたし(武井)は中越地震の夜、家族を外に出し、なおも大きく揺れ続ける天井を見ながら、諦めた眼で、早く逃げろと言う母親に、これで死んでも本望だ、と息子の役目を果たすことができました。輪島の人達には、そんな考える時間すら許さない、あまりにも一瞬の出来事でした。どれほどの後悔と無念が続くのでしょう。
 
9日は黙祷から始めます。須田中生に、黙祷の意味を説明した上でやらせていただきます。そして、わたしたちになにができるのか、一緒に考えましょう。